
Barcelona
初めての海外は20代後半の時だった。行きたい行きたいと言いつつ、何年間も実際に行けていない自分が嫌になり、お金もなく、言葉も喋れない中で、初海外一人を決行した。
片道の飛行機の切符。1泊目の宿だけ決めてのノープランの旅。そこから僕と海外の旅が関係が始まった。
最初に行ったのはフランスのパリ。なぜかパリだったのかはいまだにわからないが、何か日本とは違うものに憧れる中で、その時それは僕の中ではパリだった。
そして、その次に行ったのがバルセロナ。僕はサッカーが好きだったので、いつか本場のサッカーを見てみたいというのはあった。ちょうどワールドカップの時で、残念ながら現地で試合を見ることはできなかった。スタジアムツアーも考えたが、でも初めて行くならやっぱり試合を見にと思って、その時は、スタジアムへは行かなかった。
あれから十数年の時間が経ち、スタジアムは新しくなることに。時間というものは早いものである。そして、ものごとは変化していく。
2025年の夏に久しぶりにバルセロナの地を訪れた。前に行った時は、ランブラス通りでは、怪しい人たちがいっぱいいたのを覚えていたが、今回は整備が進んでおり、そういう人たちの面影はなかった。
また10年後に行ったらどうなっているのだろうか。そんなことを思う。
そして、サグラダ・ファミリア。初めて行った時はもちろん工事中で、いつできるのだろうか、と思っていたが、今年ついにイエスの塔が完成した。
いつまでも完成しないと思っていたものが、思いの外早く完成してしまったのは、嬉しさとどこか寂しさも感じる。もちろんこれからもまだ工事は続いていく。変化していく。でも、完成という言葉にはどこか余韻のなさがある。きっとそれが寂しいのだろう。
去年も見に行ったが、また違う時間に訪れたい。何度でも足を運びたい場所である。







